この件。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140821-00000518-san-soci両陛下、静養全日程お取りやめ 広島土砂崩れで
産経新聞 8月21日(木)13時20分配信
宮内庁は21日、広島県で発生した土砂災害で多くの犠牲者が出ていることを受け、天皇、皇后両陛下が22〜29日に予定していた長野、群馬両県での静養について、全日程を取りやめられると発表した。
宮内庁によると、両陛下は、被害状況を心配し、行方不明者の安否を気遣われているという。
両陛下は27日まで長野・軽井沢に滞在、群馬県草津町に移り、29日に帰京される予定だった。宮内庁は20日、軽井沢での予定の一部取りやめを発表していたが、被害が拡大していることから全日程を取りやめられた。
別に静養先から“おくやみ”を述べたところで誰も非難しないでしょうにね。大体、首相に対してでさえ、指示さえ出していれば官邸にいる必要はないと擁護する人が多いのに。年齢的にも59歳の首相が別荘に行ってるのに、80歳の天皇が静養に行っても誰も咎めないでしょうに。
首相は8月20日の11時から18時まで都内にいただけでさっさと別荘に戻ってるのに。
首相動静(8月20日)
時事通信 8月20日(水)8時13分配信
午前7時22分、山梨県鳴沢村の別荘発。同26分、同県富士河口湖町のゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」着。森喜朗元首相、茂木敏充経済産業相、岸信夫外務副大臣、加藤勝信官房副長官、萩生田光一自民党総裁特別補佐、山本有二同党衆院議員、日枝久フジテレビ会長、笹川陽平日本財団会長とゴルフ。
午前9時19分、同所発。同22分、別荘着。
午前9時41分、別荘発。
午前10時59分、官邸着。
午前11時から同22分まで、危機管理センターで古屋圭司防災担当相、西村泰彦内閣危機管理監。菅義偉官房長官同席。同23分から同24分まで、報道各社のインタビュー。「広島市の土砂災害で政府の対応は」に「政府一体となって、救命救助の対応に当たるように指示を出しました」
午後0時44分から同1時22分まで、北村滋内閣情報官。
午後2時、官邸発。同1分、公邸着。
午後5時19分、西村内閣危機管理監が入った。
午後5時44分、西村氏が出た。
午後5時54分、公邸発。
午後7時42分、別荘着。
21日午前0時現在、別荘。来客なし。(了)
「首相周辺によると、別荘に戻ったのは放置したままの荷物を整理するための「帰京の準備」が必要だったという。」*1とか産経記事には言い訳が載っていますが、荷物整理するのに、20日20時から21日14時近くまで、しかも首相本人がやる必要があるんですかね?
首相が別荘を出たのは、天皇が静養取りやめを発表した後
多分安倍首相は、野党やメディアから批判されても無視して構わないと思ってたんでしょう。ところが天皇が静養取りやめたとなれば、さすがに首相が別荘で安穏としているわけにはいかないと焦ったんでしょうねぇ。
さて、気になるのは天皇はこれを意識していたのか、という点です。
もし、安倍首相が20日夜に別荘に戻ったことを天皇が不快に思って、別荘から東京に戻らせることを意図して静養を取りやめたのなら面白いですね。いや、天皇の政治介入という点では問題ありですが、政治権力と宗教権力が対立しているという第三者的には興味深い事態なわけで。
何年か後に、富田メモみたいに曝露されれば面白いですけどね。