レゴが「ヘイトスピーチ阻止」に立ちあがった「憎しみの拡大」に異を唱えた一通の手紙(伏見 香名子、2016年11月15日(火))
デイリー・メールはレゴとのタイアップで、新聞のおまけに同社の玩具をつけるキャンペーンを展開していた。レゴが今後デイリー・メールとのキャンペーンを停止するに至った理由は、ある消費者からの手紙であったと言う。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/100500021/111400002/?rt=nocnt
手紙を書いたのはボブ・ジョーンズさんという男性。11月4日、フェースブックのレゴの公式ページに、自分は6歳の男児の父親であり、自分も息子もレゴのファンであること。そして、この数年、デイリー・メールについていたレゴのおまけを目当てに、嫌々ながらも同紙を購入してきたことを綴り、続けてこう記した。
「このところの(デイリー・メール紙の)見出しは、右派の意見という域を超えている。外国人に不信を抱かせ、すべてを移民のせいにし、昨日(11月3日)の見出しでは、法的な決断を下したイギリスの高裁判事について、彼がゲイであることまで攻撃した。記事は行き過ぎだ。(略)貴社のような革新的な企業がこの『新聞』を支援し、購買数の増加に貢献していることを、心の底から不快に思う」
「レゴは私にとって、常に多様性を重んじる商品だった。(略)あなた方とデイリー・メールとのつながりは誤りだ。貴社のような企業は、彼らを支援すべきではない。息子に、今年は(略)レゴのおまけをあげられないことを告げるのはひどい気分だったが、『この新聞は、君が学校で出会う友達のような人々のことで嘘をつくのだよ』と説明した。6歳の息子でさえ、彼らが印刷することが間違っていると理解している」
アパホテルが客室においてばら撒いている南京事件否定論ですが、全く論と呼ぶに値しないものであることは既にいく度も論証されています。南京事件否定論にせよ、慰安婦問題否認論にせよ、その根底には中国人や韓国人・朝鮮人に対する蔑視が明確に存在してますからねぇ。
アパの言い訳として紹介している南京事件否定論についても、“虐殺加害者は中国人だけ、日本人は虐殺行為をしていない”とかという内容で、中国人に対するヘイトを煽ってますからねぇ。
中国側ではこういう動きもあるようで。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170117-00000040-zdn_n-sci「アパホテル」中国のSNSで“炎上” 「南京大虐殺を否定するCEOの著書が客室に」 告発動画「微博」で6800万再生
ITmedia ニュース 1/17(火) 12:11配信
中国共産党の機関誌「人民日報」国際版の「GlobalTimes」もこの問題を報道。記事によると、中国の旅行会社・黄光グループは、この問題を受けてアパホテルの予約受け付けを停止したという。アパホテルの公式サイトは17日午前10時現在、つながりづらい状態になっている。
まあ、中国や韓国ではアパホテルの予約受付を停止する動きが拡大するかも知れませんね。
しかし、アパ社長がテレビで引っ張りだこ状態になるような日本で、まともにアパを拒絶するような気概のある企業があるかと言えば、まずないでしょうね。
個人的にはアパ懸賞論文の頃から泊まりたくはありませんが、たぶんネトウヨには居心地がいいでしょうから、アパホテルには是非、『本当の日本の歴史 理論近現代史学』だけでなく、『マンガ嫌韓流』や『ゴーマニズム宣言』や『「南京虐殺」の徹底検証 』や『美しい国へ』等の逝っちゃってるラインナップを揃えてほしいものです。