百田尚樹が何を言ったかよりも百田尚樹を持ち上げる団体の方が問題

まあ、元NHK経営委員で安倍首相と近い仲であることが知られていることを踏まえると完全な私人とは言いにくいものの現状では公人ではないわけです。
もちろん、准公人扱いで批判するのはありでしょうし、講演会などの公けでの発言に対して非難するのも当然ではありますが、百田氏個人について言えば、ただの頭のおかしなオッサンが差別を煽ってるだけとも言えます。
より大きな問題は、そういう異常者の差別煽動発言を好意的に取り上げるメディアや講演会に呼んでヘイトスピーチをさせるような主催団体の方にこそあります。
百田氏がヘイトスピーチや人権侵害、言論の自由の弾圧を主張することは、これまでの経験上わかりきっているわけで、にもかかわらずわざわざ講演会に呼ぶのなら、その団体はヘイトスピーチ・人権侵害・言論弾圧に賛同する団体と言うほかありません。

第一に批判すべきは、そのような差別煽動者を呼んで講演させる主催団体だということです。こういう批判がちゃんと為されれば、ガチの右翼団体以外は百田氏を呼ばなくなりますから、百田氏にとってもこれが一番堪えるはずなんですよね。

ちなみに、好意的ではないにせよ、論評なしに百田氏の発言を垂れ流すようなメディアも批判すべきでしょうね。百田氏の意見・主張をメディアとして取り上げるのはあってよいと思いますが、メディアとしての論評が無ければ、差別煽動者に煽動の場所を提供するだけですからねぇ。