2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

一応確認

id:hitouban 今年3・13の異常がどーとかなエントリで、外国軍の「後方の売春宿使用を黙認」を戦時性暴力と見なしてないなと色々覚めますた。稼ぎ時とお思いでしょうがネット民は橋下いぢりに飽きたら離れていきますよ。2013/05/15 http://b.hatena.ne.jp/ent…

坂信弥の後継者

坂信弥は結構色んな逸話のある人で、まず鹿児島県警部長だった1936年に鹿屋基地航空隊用に慰安所を設置しています(おそらく当時は「慰安所」とは呼んでなかったと思いますが)。このとき坂は、町長を通じ業者集めをしています*1。 その後、東京大空襲(1945…

とある事件

「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C12120748600、軍紀風紀上等要注意事例集 昭和18年陸密第255号 別冊第7〜9号 昭和19年6月〜9月印刷(防衛省防衛研究所)」 八、陸軍病院長ノ看護婦強姦事件 ○事件ノ概要一、南方陸軍病院長某軍医大佐ハ予テヨリ…

「支那事変の経験に基づく無形戦力軍紀風紀関係資料(案)」に見る日本軍の軍紀2

以前紹介した「「支那事変の経験に基づく無形戦力軍紀風紀関係資料(案)」の別の部分です。 「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C11110758900、支那事変の経験に基づく無形戦力軍紀風紀関係資料(案) 昭和15年11月(防衛省防衛研究所)」 其ノ三 非行一…

「兵士2万人に慰安婦15人」説の疑問と慰安婦の比率を示すいくつかの事例の提示

以前の記事にTBいただいたので。 id:bumble_crawlさんの説明は「キム・ワンソプ氏の著書『新親日派のための弁明(日本版:親日派のための弁明2)』」から引いたとする説ですが、原型は「『SAPIO』2002 8/21・9/4合併号 9/25号」あたりで掲載されたらしく…

安倍政権は7月以後も続くよ

参院選で自民党が大敗する可能性はほぼ皆無ですから、安倍政権が7月以降も続くのはほぼ間違いありません。慇懃無礼な在特会に過ぎない安倍自民党が本質的に差別主義であることは変わらないでしょうが、過激な在特会に対するのと同様の批判では批判者側の方が…

戦後日本を不当に低く評価している安倍政権渾身のギャグ

菅官房長官「戦後日本に正当な評価を」 時事通信 5月9日(木)12時37分配信 菅義偉官房長官は9日午前の記者会見で、朴槿恵韓国大統領が米議会で日本を念頭に「歴史に目をつぶる者は未来が見えない」と演説したことに関し、「戦後日本の歩み、歴史についても正…

フィリピンにおける日本の戦争被害

「フィリピンの日本軍「慰安婦」 性的暴力の被害者たち」(明石書店、1995/12/20)より (148-149) 日本軍侵略によるフィリピンの損害 日本軍侵略によりフィリピンにどれだけの損害が生じたかに関しては種々の計算がある。一九四六年、ロハス政権が設置した…

1941年に記録された日本陸軍による性暴力犯罪

「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C12120671700、陸支普綴 昭和16年度(防衛省防衛研究所)」という史料があります。 1941年における日本軍による非行行為を軍別に記録したものですが、もちろん全ての犯罪が網羅されているわけではなく、あくまでも憲兵ら…

史実派の態度が否定派を先鋭化させているというのはあるかも知れない。

ちょっと前の話ですが。 「にわか」を含めた否定派の主張がデタラメだというのは散々指摘されていますので、ここでは特に詳述しません。 確かにあなた方のおっしゃることのほうが正しそうに見えるし不勉強な右の人をからかってバカにするのもスカッとするだ…

インドにとっての日本・中国の経済的プレゼンス

JETROの資料です。(単位:100万ドル)*1 輸出先 2010年 2011年 日本 4,708 5,553 中国 17,326 20,267 韓国 3,584 5,488 香港 9,504 8,212 シンガポール 8,826 17,272 全体 222,565 302,905 (単位:100万ドル)*2 輸入先 2010年 2011年 日本 8,071 10,925 …

日本軍の軍紀が厳正だったという幻想

1944年6月時点の陸軍内の認識です。 「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C12120518000、陸密綴 昭和20年(防衛省防衛研究所)」 陸密第二五二五号 将校等ノ廉潔心昂揚ニ関スル件陸軍一般ヘ通牒 昭和十九年六月十九日 陸軍次官 富永恭次 最近将校(陸軍文官…

韓国併合に関する、いわゆる“当時の価値観”

以前、アメブロ版であげた記事の加筆再掲。 引用は特筆ない限りいずれも「ベルツの日記 下 (岩波文庫 青 426-2)」から。 1904年 (P8) 2月5日(東京) (略) 今ではもう、誰も戦争を疑うものはない。事実、いかにしてなお戦争を避け得るかは、もはや推察の…