2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2014年4月25日の米韓首脳会談後の記者会見でのオバマ発言

For Immediate Release April 25, 2014 Press Conference with President Obama and President Park of the Republic of Korea Blue House Seoul, Republic of Korea Q I have a question for President Obama. (略) And next, I’d like to talk about the…

山田高明氏の捏造

相手の不幸につけこんで慇懃無礼に嘲笑する手法は日本右翼が得意とする手法です。 従軍慰安婦問題ではなぜ“被害者家族の抗議”がないのか? - 山田 高明という記事では、本旨に関係しないセウォル号沈没事故にわざわざ言及し、元慰安婦や支援者らを侮辱する論…

1993年2月25日に発刊された「強制的に連行された朝鮮人従軍慰安婦達」における慰安婦の実像

韓国挺身隊問題対策協議会と挺身隊研究会は1993年2月に元慰安婦らの証言をまとめて、日本軍慰安婦の実像について記載した証言集を発行しています。前年の1992年1月に日本軍の関与を証明する文書が発見されて、日本政府はそれまで否定していた「国の関与」を…

ダチョウ的な何か

オバマ「慰安婦問題は人権問題だよな」 安倍「ムキー!もうTPP結んでやらない!」 日本国民「どーぞ、どーぞ、どーぞ」慰安婦問題とTPPがどう結びつくのかわかりませんが、そういう思考の人がここに・・・ the_sun_also_rises オバマ氏はこの発言をするなら…

労務動員における強制連行に関して留意すべき点

労務動員における強制連行問題に関して、日本政府や右翼・歴史修正主義者らは強制の範囲を「徴用」に限定しようとしています。しかし、歴史的には徴用以前の募集や官斡旋を含めて強制連行と呼びますし、植民地支配全体を見る場合は、戦争以前の植民地支配下…

木村幹氏の記事に関連して

「強制連行の有無」は今でも重要な論点なのか まあ、結論としては妥当なものに落ち着いていますし、前回、特に第2回記事に見られたような結論に至る過程での問題も少なく安心しました。前半部分に気になるところもありますが、第2回までに書いてきた流れ上、…

群馬の件

この件。 強制連行追悼碑:群馬県が「政治利用」と許可更新に応じず 毎日新聞 2014年04月18日 11時20分(最終更新 04月18日 14時01分) 第二次世界大戦中の強制連行で犠牲になった韓国・朝鮮人を追悼しようと、群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」に建てられ…

1992年7月の韓国政府による中間報告に関連する話題

1992年7月31日に韓国政府の挺身隊問題実務対策班(班長:外務部亜洲局長)は「日帝下軍隊慰安婦実態調査 中間報告書」を出しています。その中に、1992年7月6日の加藤談話に対して韓国政府が表明した論評が載っています。 韓国政府は日本政府の調査結果発表と…

国家機関の正式なサイトでも誤記は結構あったりするという話

ちょっと見つけたので備忘的に。 ある種の政治性を持つ人たちにとっては、ささいな誤記・誤植などでも鬼の首を取ったように叩く材料になりますが、民間の一記述に比べれば遥かに確認や精査の点で信頼できる国家機関でも結構誤記があったりします。外務省サイ…

木村幹氏の記事の問題点・要約

木村幹氏はこんなツイートをしています。 Kan Kimura ‏@kankimura ここからはサービス。「河野談話のABC」は結局、何だったのかのここまでの答え。A)河野談話は結論先にありきで作られている(だから議論になっている)、B)にも拘らず変える事が不可能な構造…

河野談話はどこで“強制連行の有無”の問題へとすり替わったのか・2(木村幹氏の記事の問題点)

「河野談話はどこで「連合国の戦後処理」を含む問題へとすり替わったのか」関連の続き(前記事)。 さてでは、結局、日本政府はこの問題をどう「解決」しようとしたのだろうか。このことを理解するためには、この時出された「加藤談話」の内容を、最終的に出…

「日本政府がそれまで明らかに手抜きをしていた調査」

さて、前回述べたように、河野談話を考える上で重要だったのは、その道筋が1992年1月初頭の朝日新聞の報道からはじまる1週間足らずの間に「十分な調査さえ行われることなく」決まってしまったことだった。 混乱した状況の中行われた首脳会談で、日本側は繰…

「強制連行」の語に含まれる意味を木村氏に質問したい

例示。加藤談話翌日の朝日新聞の見出しは「「従軍慰安婦」に政府関与認める 強制連行は否定 調査結果を公表」。また、毎日は「事実上の強制連行 韓国政府中間報告 日本側発表に反論」、を7月末に掲げて、韓国政府の姿勢をまとめている。当時のメディアの関心…

河野談話はどこで“強制連行の有無”の問題へとすり替わったのか・1(木村幹氏の記事の問題点)

木村氏が続きを掲載しましたが、前回よりひどい内容です。 「河野談話はどこで「連合国の戦後処理」を含む問題へとすり替わったのか――従軍慰安婦と河野談話をめぐるABC 」 さて、前回述べたように、河野談話を考える上で重要だったのは、その道筋が1992年1月…

1992年1月日韓会談の過大評価(木村幹氏の記事の問題点)

「「とりあえず謝っておけばどうにかなるだろう」から始まった」 「河野談話はどこで「連合国の戦後処理」を含む問題へとすり替わったのか」 上記2つの木村幹氏の記事ですが、根幹となっているのは、1992年の吉見教授らによる軍関与の証拠発見報道の直後に…

「とりあえず“責任の所在を曖昧にしておけば”どうにかなるだろう」から始まった(木村幹氏の記事の問題点)

前記事を踏まえて木村氏の「慰安婦問題は「とりあえず謝っておけばどうにかなるだろう」から始まった----従軍慰安婦と河野談話をめぐるABC」と言う記事を見るとおかしな点がいくつも出てきます。 河野談話が出されるに至る経緯を理解するためには、1992年1月…

慰安婦問題に関する加藤談話をサリン事件に関する教団談話に書き換えてみる

(以下は嘘発表です。) 中川法皇内庁長官発表 いわゆるサリン事件問題については、昨年12月より関係資料が保管されている可能性のある省庁において教団が同問題に関与していたかどうかについて調査を行ってきたところであるが、今般、その調査結果がまとま…

河野談話に至るまでの経緯について

1978年 中曽根康弘「終りなき海軍―若い世代へ伝えたい残したい (1978年)」で慰安所設置に関わったことに言及。*1 1986年 7月8日 「日本を守る国民会議」が教科書検定に対して不満を表明*2 7月25日 藤尾正行文部大臣が「東京裁判が客観性を持っているのかどう…

「天皇の軍隊と朝鮮人慰安婦」(1976年)の参考文献

「天皇の軍隊と朝鮮人慰安婦」のP281〜284に記載されている参考文献の一覧です*1。 単行本 田村泰次郎 『春婦伝』 1948年 東方社 伊藤桂一 『生きている戦場』 1966年 南北社 池田祐・編 『秘録大東亜戦史』マレー・ビルマ篇 1954年 富士書苑 宮崎清隆 『鎖…

いい年して中国人韓国人を犯罪者・詐欺師扱いする排外主義者は小学1年生並みだということですね

毎日のこのコラム。 建国門外北東門:(6)日本人、殴らないで! 2014年4月3日 北京市中心部の繁華街にあるDVD販売店。週末、妻と子供と3人で立ち寄った際、店員の子供とみられる小学1年生の女の子が、生後8カ月の長女に興味を示して話しかけてきた。…

市民社会の未成熟

「○○人を殺せ」と叫んでデモ・暴動を起こす団体と「○○人を殺すな」と叫んでデモ・暴動を起こす団体。 騒音や破壊行為に対して取り締まるのは警察の義務だけど、主張内容を踏まえて拒絶と支持を明確にするのは市民の義務。 市民社会が健全でなければ司法は主…

米軍の中国観艦式不参加の理由はこっちじゃないのかなぁ

南シナ海・南沙、中国の警備艇が展開…米警戒 読売新聞 4月4日(金)16時5分配信 【ワシントン=白川義和】ラッセル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は3日、中国が、フィリピンと領有権を争う南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島のセカンド・トーマス礁に…

1907年7月の伊藤博文による大韓帝国軍解隊の策謀

以下の記録があります*1。 「統監府文書3>八.日韓協約履行関係>(2)韓国軍解散に関する件」より往電第一○五號 明治四十年七月二十八日 午後九時四○分 發 統監 珍田 外務大臣 西園寺總理大臣ヘ 此ノ際韓國軍隊ハ皇宮警衛ノ爲一大隊ヲ殘シ他ハ全部之ヲ解…

朝鮮の安重根、インドネシアのウスマンとハルン

1ヶ月以上前のネタですが、このニュース。 軍艦名で対立、関係悪化=インドネシアとシンガポール 時事通信 2月19日(水)11時4分配信 【シンガポールAFP=時事】シンガポールとインドネシアの関係が、軍艦名をめぐり悪化している。インドネシアは最近、改修を…

台湾関係雑感5・学生側が代表を派遣できない理由

馬総統は学生らが代表を総統府に派遣し、前提条件抜きでサービス貿易取り決めの問題について対話を行うことを受け入れ、話し合いの全行程を公開する用意がある 馬総統、学生抗議デモを理性的と評価 国会占拠の解除を呼びかけ/台湾 中央社フォーカス台湾 3月…